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ファッションコーディネーター | 仕事内容やなるにはどうする?

2025.10.06

ファッションでさまざまな人の魅力や個性を引き出したい、と考えている人におすすめの職業が、ファッションコーディネーターです。この記事では、ファッションコーディネーターの仕事内容やなり方、主な活躍場所について解説します。また、おすすめの資格やなるための方法、専門学校の選び方についても紹介します。服飾系の仕事に就きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ファッションコーディネーターとは

ファッションコーディネーターとは、顧客の要望に合わせて洋服やアクセサリーの組み合わせや着こなしなどを提案、アドバイスする職業です。会社やブランドによっては、ショップスタッフや販売員のことを指す場合もあります。その場合は接客以外に、商品の陳列や検品作業も業務内容に含まれます。

ファッションコーディネーターと混同されやすい職業が、スタイリストです。スタイリストは芸能人やモデルなどを対象とし、TPOに合わせたコーディネートを提案するのが主な仕事です。一方、ファッションコーディネーターは、自社ブランドの商品を使ったコーディネートを提案します。

ファッションコーディネーターの仕事内容

ここでは、ファッションコーディネーターの仕事内容について、それぞれ詳しく紹介します。

1.コーディネート・スタイリング提案

ファッションコーディネーターのメインの仕事は、接客業務です。来店したお客様にヒアリングを行い、どのようなアイテムが欲しいのか、どのようなシーンで着用するのかなどを聞き出し、それに見合ったコーディネートやスタイリングを提案します。
このとき、お客様の好みや体型、予算に見合ったコーディネートを考えなければいけません。接客したお客様に最適な商品を提案することが、ファッションコーディネーターに最も求められる仕事内容です。

2.着こなしのアドバイス

お客様に具体的な、着こなしのアドバイスをするのも、ファッションコーディネーターの大切な仕事です。合わせるアイテムの選び方や商品の着こなし方、アレンジ方法など、お客様が購入予定の洋服やアクセサリーを長く活用できるよう、さまざまな提案をします。
適切なアドバイスができれば、お客様との信頼関係が構築され、「またこの店員さんに接客してもらいたい」と思ってもらえるでしょう。

3.商品陳列やディスプレイ

所属する会社やブランドによっては、商品の陳列やディスプレイを担当することもあります。具体的には、トルソー(マネキン)のコーディネートや店内のディスプレイの変更、これから売っていきたい商品を店舗の前方に陳列したりします。
商品陳列やディスプレイは、その時のトレンドやシーズンテーマに合わせて店舗を統一した雰囲気にし、お客様の購買意欲を高めることが重要です。ファッションコーディネーターとしてのセンスが問われる業務のひとつです。

4.トレンド調査

お客様に最適なコーディネートを提案するためには、情報収集も欠かせません。最新のトレンドやブランドのニュースを集めるのはもちろん、ファッションに関する知識を常にアップデートし続けることも大切です。
自社以外のブランドが発信する情報もこまめにチェックし、服飾関係のイベントや講習会にも積極的に参加して、コーディネートに関する知識や技術を磨き続ける必要があります。

ファッションコーディネーターになるには

ファッションコーディネーターになるには、専門学校でファッションに関する知識を習得しておくのがよいでしょう。また、ファッションに関する資格を取得しておくと、就職活動を有利に進められます。
ここからは、ファッションコーディネーターになるための過程について紹介します。

ファッション系の専門学校や大学で知識を習得する

高校卒業後、服飾系の専門学校や大学に進学して、服飾関係の仕事に就くために必要な知識や技術を学びます。授業ではデザインやスタイリングの基礎に加えて、色彩学・素材学・マーケティング・接客など、実際の仕事に直結する幅広い知識を学ぶことができます。

また、在学中にインターンシップ制度を通じて、ショップで実務経験を積むチャンスもあります。

専門学校に通ってから就職となると、少し時間がかかるように感じるかもしれませんが、学んだ知識やスキルは必ず就職後に役立つでしょう。

関連する資格を取得する

ファッションコーディネーターになるために必須な資格はありませんが、取得しておくと役立つ資格はあります。特にコーディネートに関する資格や接客、販売に関する資格は取得しておいて損はありません。
また、専門学校の中には、資格取得をしっかりサポートしてくれるところもあります。そのような学校を選んで、在学中に資格を取得しておくとよいでしょう。おすすめの資格は、後半で紹介します。

インターンシップで実務経験を学ぶ

ファッションに関連する学校に入学すれば、インターンシップ制度を取り入れているところも多いです。

インターンシップでは、実際の店舗で接客販売をしたり、商品整理を行ったりします。参加することで、ファッションコーディネーターの仕事内容がより具体的に理解できるでしょう。
また、実際の業務を行うことで、自分の得意なこと、不得意なことが見えてきます。さらに、インターンシップに参加することで、アパレルメーカーとのつながりができたり、就職活動のアピールポイントになったりするメリットも生まれます。

就職活動を行う

専門学校や大学で知識やスキルを学び、インターンシップで実務経験を積んだら、いよいよ本格的な就職活動を行います。就職先は将来のキャリアプランを考慮して決めるようにしましょう。

就職先によっては、ポートフォリオやコーディネート写真を用意する必要があります。面接では自分のスタイリングに対する考え方や、接客経験を具体的に伝えることが大切です。求人情報や企業のホームページをこまめにチェックし、募集内容に合わせて応募書類を工夫することも、就職活動を有利に進めるポイントです。

ファッションコーディネーターが活躍できる場所

ファッションコーディネーターが活躍できる主な場所は、以下のとおりです。

  • アパレル販売店
  • ファッション専門店
  • 百貨店
  • アパレルメーカー
  • 商社

アパレル販売店や服飾専門店、百貨店では主に接客やディスプレイなどを行います。アパレルメーカーや商社では、マーケティングや販売促進、商品開発が主な業務になるでしょう。
このほか、知識や経験を活かして独立し、会社を立ち上げる人も少なくありません。独立した場合は、商品開発から買付、企画まですべて自分で行います。

ファッションコーディネーターの年収

ファッションコーディネーターの年収は、働く場所や業務内容によって異なります。たとえば、アパレルショップで販売員として働く場合の年収は、新人でおよそ280~320万円、入社後数年経つと350~480万円です。

アパレルメーカーや商社などで商品企画やマーケティングを行う場合の年収は、350~450万円程度です。いずれの場合も、経験を積んで職位が上がれば、その分年収もアップします。

独立して開業した場合、年収は仕事の数や規模によって異なります。経験を積んだのちには年収が500~600万円ほどになっている人もいるようです。

ファッションコーディネーターの学校の選び方

ファッションコーディネーターになるには、専門学校で知識とスキルを身につけることがおすすめです。しかし、ひとくちに専門学校といってもたくさんあるため、どのような学校を選べばよいか迷ってしまう人もいるでしょう。ここでは、学校選びのポイントを紹介します。

実践的なカリキュラムが用意されているか

ファッションコーディネーターの学校は、授業内容に実践的なカリキュラムが組まれているところを選びましょう。服飾についての理論やスタイリングの知識などに関する授業はもちろんのこと、接客やコミュニケーションスキルを磨けるカリキュラムなら、就職後に即戦力として働けます。
また、マーケティングに関するカリキュラムが充実している学校を選べば、商品制作から販売まで総合的なスキルを磨けるでしょう。ファッションコーディネーターとして将来的にどのような分野で活躍したいかを考えて、そのためのスキルを磨けるカリキュラムが用意されている学校を選ぶのがポイントです。

インターンシップ・企業実習が豊富か

インターンシップや企業実習が豊富な専門学校を選べば、実際に就職する前にファッションコーディネーターとしての業務内容を深く理解できるでしょう。インターンシップとは、学生が在学中に企業や職場で実際の業務を体験し、仕事の流れや必要なスキルを学ぶ制度です。実際にプロが働いている現場で業務に関わることで、実践力が身につきますし、自分の適性も理解できるでしょう。
インターンシップの提携企業が豊富な専門学校を選べば、インターンシップ先にそのまま就職できるチャンスもあります。実際に現場に出て学ぶことを、推奨している学校を選ぶようにしましょう。

就職サポートが手厚いか

就職サポートが手厚いかどうかをチェックすることも重要です。専門学校に進学することの大きなメリットのひとつが、服飾業界からの求人が多いことです。それにプラスして、就職サポートが手厚い学校を選べば、将来のキャリアプランに合った企業やブランドに就職できる確率が高くなります。
たとえば、エントリーシートの書き方や試験対策などを個別でサポートしてくれる学校なら、自身に合った就職対策を行ってくれるため心強いでしょう。また、企業の人事担当者の講習を実施するなど、採用に関する情報を積極的に発信してくれる学校もおすすめです。

ファッション業界最前線の講師がいるか

ファッション業界の最前線で活躍する講師がいる学校を選べば、最新の情報やトレンドについて学べます。ファッションコーディネーターの仕事は、知識やスキルはもちろんのこと、感性も問われます。ファッション分野で活躍する講師から直接学び、彼らのセンスを吸収すれば、ファッションコーディネーターとしての大きな財産になるでしょう。

ファッションコーディネーターが持っておくと役立つ資格

前述したとおり、ファッションコーディネーターになるために必要な資格はありませんが、持っておくと役立つものはいくつかあります。おすすめの資格をピックアップして紹介します。

ファッション色彩能力検定

ファッション色彩能力検定は、ファッションの色彩能力が身につく資格です。ファッションのコーディネートにおいて、色の組み合わせは非常に重要です。ファッション色彩能力検定を取得すれば、コーディネートの実務に活かせる色彩のテクニックを持っていることの証明になります。
検定は1級、2級、3級のグレードに分かれていますが、3級相当の知識でも十分業務に活用できるため、取得しておいて損はありません。

ファッション色彩能力検定

ファッション販売能力検定

ファッション販売能力検定は、ファッション販売の業務に携わるために必要な知識やスキルが身につく資格です。試験では、ファッション販売の商品知識や接客に関する知識が問われます。2級、3級はショップスタッフ向け、1級は店舗運営およびマネジメント向けの試験内容です。
まずは3級を取得し、実務経験を積みながら知識やスキルを磨き、2級、1級の取得を目指してみてはいかがでしょうか。

ファッション販売能力検定

ファッションビジネス能力検定

ファッションビジネスに関する知識やスキルが問われる検定です。マーケティングをはじめ、販売戦略や商品企画といった、ファッションビジネスの全工程に関する知識のほか、最近のファッションのトレンドに関する問題も出題されます。
将来的にファッションコーディネーターとしてキャリアアップしたい、独立開業したいと考えている方におすすめの資格です。

ファッションビジネス能力検定

色彩検定

色の基礎や色の組み合わせによる、イメージの表現に関する知識が身につく資格です。色彩に関して理論的・体系的に学べるため、コーディネートの際の色の組み合わせに説得力が増します。また、色の心理効果や視覚効果についての知識が取得できるため、TPOに合わせたコーディネートが提案できるようになるでしょう。

色彩検定

リテールマーケティング(販売士)検定

接客や商品に関する知識のほか、店舗管理や店舗経営に関する能力が身につく資格です。販売スタッフとして必要なスキルを有している証明になるため、就職活動の際に有利に働くでしょう。
また、将来独立開業したい、マーケティング部門で活躍したいという場合は、1級、2級の資格を持っていれば必要な知識が身につき、キャリアアップにつながります。

リテールマーケティング(販売士)検定

ファッションコーディネーターに必要なスキル

ファッションコーディネーターとして活躍するために、必要なスキルがいくつかあります。それぞれ詳しく解説しましょう。

コミュニケーション能力

ファッションコーディネーターとして販売や企画、商品開発で活躍するためには、コミュニケーション能力が重要です。販売店で働く際には、お客様との会話の中で要望や好みを聞き取り、最適なアイテムやコーディネートを提案する必要があります。

また、自身で商品の企画や開発の際には、取引先や関係者と良好な関係を構築し、スムーズに仕事を進める必要があります。そのためには、円滑なコミュニケーションを取れるスキルが必要です。

観察力・分析力

観察力や分析力も必要不可欠です。販売スタッフの場合は、お客様の身につけているアイテムから瞬時に好みを分析し、求めているものを提案する必要があります。また、道行く人のファッションや会話から、売れ筋になりそうなアイテムのヒントを見つけることも大切です。

観察力と分析力を磨くことで、ニーズやトレンドが把握できるようになるでしょう。

プレゼンテーション能力

お客様やクライアントに商品の魅力を伝えるためには、プレゼンテーション能力が欠かせません。販売のときにはおすすめのアイテムやコーディネートの提案について、論理的に相手に伝える必要があります。説得力のあるプレゼンができる人は、ファッションコーディネーターとしてスキルアップでき、仕事の幅や信頼性も高まるでしょう。

ファッションコーディネーターに向いている人

ファッションコーディネーターに向いているのは、大前提としてファッションが好きな人です。自分のコーディネートでさまざまな人の魅力を引き出したい、その人に合ったスタイルを提案したいという方は、ファッションコーディネーターの仕事にやりがいを感じられるでしょう。

また、好奇心旺盛で情報収集能力がある人も向いています。常にアンテナを張り巡らせて、トレンドに敏感な人は、最新のファッション情報を入手できます。また、人と接するのが好きな人も、ファッションコーディネーターは適職だといえるでしょう。

ファッションコーディネーターは「青山ファッションカレッジ」で目指そう!

ファッションコーディネーターとして活躍するためには、まずは専門学校でスキルと知識を身につけましょう。数あるファッション系の専門学校の中で特におすすめなのが、「青山ファッションカレッジ」です。
青山ファッションカレッジは、流行の発信地・青山にあります。現役のスタイリストから授業を受けられるため、プロの感性やセンスが身につくでしょう。またインターンシップや就職サポートも充実しているため、卒業後の進路にも困りません。青山ファッションカレッジでは、オープンキャンパスを随時開催中です。気になる方は一度参加してみてください。

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