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ファッション業界で役立つ資格8つ紹介!選び方のポイントも

2025.10.07

ファッション業界を目指すうえで、「どんな資格を取ればいいのだろう?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。実際に資格がなくても仕事を始めることは可能ですが、資格を持っていることで知識やスキルを客観的に証明でき、就職やキャリアアップの場面で強力なアピール材料となります。この記事ではファッション系の代表的な資格を8つ、それぞれの特徴や活かし方と共に解説します。「どの資格に挑戦しようか」と迷っている方はぜひ参考にしてください。

ファッション業界で資格は必要?

「資格がなければファッションの仕事に就けない」というわけではありません。多くのアパレル企業やショップでは、未経験からでも現場に入り、実務を通してスキルを身につけられます。ファッションの世界では感性や経験も大切にされるため、資格は必須条件ではありません。
しかし、資格を持っていることで得られるメリットは大きいものがあります。第一に、知識やスキルを客観的に証明できる点です。採用担当者から見ても「この人は基礎知識を身につけている」ことがわかるため、就職活動や転職の場面で有利に働きます。特に販売や服飾の現場では、専門用語や業界特有の知識を理解している人材は即戦力として認識される場合もあるでしょう。
また、資格取得の過程そのものがキャリアの土台になります。たとえば、これから紹介する色彩検定で配色理論を学んだ経験は、コーディネートやディスプレイの提案力に直結しますし、パターンメイキング技術検定で培ったスキルは、デザイナーのアイデアを形にする場面で強みを発揮します。
資格は肩書きではなく、資格取得のための学びが実務で活かせる力になります。さらに、将来のキャリア形成を考えると、資格を持っていることはご自身の選択肢を増やす大きな武器になるでしょう。

ファッション業界で役立つ資格8つ

ここでは、ファッション業界でアピールできる代表的な資格を8つ紹介します。パターンメイキングから色彩、販売、ITまで幅広くカバーしているので、ご自身の将来像に合った資格を見つけてください。

パターンメイキング技術検定

デザイナーの描くデザイン画を実際の型紙(パターン)に落とし込む「パターンメイキング」の技術を評価する検定です。アパレル企業やアトリエでの企画・生産に携わる人に特に有利で、デザイナーのアイデアを具体的な洋服にするための重要なスキルを証明できます。難易度は高めですが、取得すれば技術者としての信頼度が大きく上がります。

 

受験資格 誰でも受験可能
合格率(目安) 1級:15.4~17.6%

2級:57.1%

3級:75.4%

※2023年度資料より

目指せる職業 パタンナー、ファッションデザイナー、3Dモデリスト
公式HP https://www.fashion-edu.jp/pm/

 

ファッションビジネス能力検定

アパレル流通やマーチャンダイジング、トレンド分析など「ビジネス面」に特化した資格です。販売現場だけでなく、バイヤーやMD(マーチャンダイザー)を目指す方も取っておくとよいでしょう。市場の仕組みを体系的に学べるため、業界で幅広いキャリアを築く土台を作れます。

 

受験資格 誰でも受験可能
合格率(目安) 1級:18.2%

2級:48.0%、55.3%(前期・後期)

3級:54.3%、67.7%(前期・後期)

目指せる職業 ファッションバイヤー、ファッションアドバイザー、マーチャンダイザー
公式HP https://www.fashion-edu.jp/fb/

 

ファッション販売能力検定

ショップ店員や店舗マネージャーなど、顧客と直接関わる販売職に役立つ資格です。接客スキルから商品知識、コーディネート提案まで、現場で求められる力を証明できます。この資格を取得していれば就職活動時に即戦力としてアピールできる点も魅力です。

 

受験資格 誰でも受験可能
合格率(目安) 1級:40.0%

2級:53.1%、51.2%(前期・後期)

3級:57.6%、55.5%(前期・後期)

目指せる職業 販売スタッフ、店舗マネージャー
公式HP https://www.fashion-edu.jp/fs/

 

リテールマーケティング(販売士)検定

日本商工会議所が実施する販売士検定は、流通業界全般で通用する資格です。小売や接客だけでなく、経営やマーケティングの知識も身につくため、将来独立してショップ経営を考えている方や、今の企業やブランドでマネージャーを目指す方にもおすすめです。ファッション業界に限らず幅広く活かせるのが特徴です。

 

受験資格 誰でも受験可能
合格率(目安) 1級:20.3%

2級:49.4%

3級:57.6%

目指せる職業 マーチャンダイザー、大規模小売店販売員、売り場責任者、一般小売店経営者、マーケター
公式HP https://www.kentei.ne.jp/retailsales

 

ファッション色彩能力検定

ファッションと色彩の関係を、専門的に学べる資格です。色の組み合わせによるイメージ効果や、流行色の活用方法を体系的に学習できます。スタイリストやバイヤーを目指す方やコーディネート力を高めたい方にもこの資格が有利に働くでしょう。

 

受験資格 誰でも受験可能
合格率(目安) 1級:33.3%

2級:58.5%

3級:72.3%

目指せる職業 ファッションアドバイザー、マーチャンダイザー、スタイリスト
公式HP https://www.fashion-edu.jp/fc/

 

洋裁技術認定

洋服づくりに欠かせない、縫製や仕立ての技術を証明する資格です。服飾を学ぶ学生や、将来自分でブランドを立ち上げたい方に人気の資格です。実技力を評価されるため、アトリエ勤務やオーダーメイドに携わりたい人にも向いています。受験資格が限定されている点に注意しましょう。

 

受験資格 日本ファッション教育振興協会が認定した学校の学生のみ
合格率(目安) 情報なし
目指せる職業 ファッションデザイナー、ソーイングスタッフ
公式HP https://www.fashion-edu.jp/other/

 

色彩検定

公益社団法人AFTが主催する色彩検定は、ファッション業界だけでなくインテリアや広告業界でも広く知られた資格です。基礎から実践まで段階的に学べ、配色理論を理解して仕事に活かせます。ファッション系の資格と併せて取得すると、お客様にコーディネートを提案する際の一層の強みになるでしょう。

 

受験資格 誰でも受験可能
合格率(目安) 1級:41.8%

2級:69.1%

3級:74.7%

UC級:78.7%

目指せる職業 アパレル販売員、ファッションコーディネーター、ファッションアドバイザー、スタイリスト
公式HP https://www.aft.or.jp/

 

ITパスポート

デジタル時代においては、ECサイト運営やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に欠かせない知識を学べる、経済産業省認定の国家資格です。一見ファッションとは関係なさそうですが、最近はアパレル企業の多くがEC販売を重視しているため、ITの基礎を理解していることはファッション業界への就職へも強みになるでしょう。

 

受験資格 誰でも受験可能
合格率(目安) 約50%
目指せる職業 ファッションブランドのWebデザイナー、ECサイト運用担当、マーケティング担当者
公式HP https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/

 

ファッション関連の資格を選ぶポイント

ファッション業界には多くの資格がありますが、大切なのは資格の数にこだわることではなく、自分の将来像に合った資格を選ぶことです。ここでは選ぶ際に意識したい2つの視点と、注意点を紹介します。

なりたい職業に関連する資格か

資格はご自身が目指す職業と結びつけることで、より効果を発揮します。たとえば、

 

  • スタイリスト志望:お客様に似合うコーディネートを提案するには、色の知識が欠かせません。「色彩検定」や「ファッション色彩能力検定」が役立つでしょう。
  • 販売職志望:接客スキルや商品知識を証明できる「ファッション販売能力検定」や「リテールマーケティング(販売士)検定」の取得を検討してみましょう。
  • 企画・MD志望:流通や市場分析を学べる「ファッションビジネス能力検定」が適しています。

 

このように、自分のなりたい職種に必要な知識を逆算して選ぶと、将来目指したいファッションの職業に直結する強みになるでしょう。

学んだ内容を実務で活かせるか

資格は「取得して終わり」ではなく、そこで学んだ内容をどう実務に活かすかが大切です。色彩系資格で学んだ配色理論は、ショップでのディスプレイやスタイリングに直結します。また、パターンメイキング技術検定で得たスキルは、デザイナーのアイデアを現実の洋服に落とし込む際に役立つでしょう。ITパスポートで得た知識は、アパレル企業のECサイト運営やデジタルマーケティングで活用できます。
このように、「学んだことをどんな場面で使えるのか」を意識して選ぶと、資格取得がキャリアに直結する実感を得やすくなるでしょう。
なお、資格選びの際に注意したいのが、「みんなが取っているから」という理由で決めてしまわないことです。人気のある資格であっても、ご自身の目指す方向性と合っていなければ活用しづらくなってしまいます。また、難易度が高すぎる資格に挑戦したものの途中で挫折してしまうケースも少なくありません。ご自身の生活リズムや学習スタイルに合ったレベルから始めることが、資格学習を継続できるコツです。

まとめ|ファッション資格は青山ファッションカレッジで取得

ファッション業界では必ずしも資格が必要ではありませんが、持っていることでキャリアの幅が広がり、就職活動中にも有利に働きます。ただし、資格は目指す職業や学びたい分野に合わせて選ぶことが大切です。青山ファッションカレッジでは、在学中から資格取得をサポートする体制が整っており、服飾・ファッションの専門的な学びを実務に直結させられます。就職活動を有利に進めたい方、ファッションの基礎をしっかり固めたい方は、ぜひ青山ファッションカレッジの資格サポートページをご覧ください。

 

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