表参道駅から徒歩1分!

MENU

アパレルプレスになるには|仕事内容や必要スキル・資格も

2025.10.07

ブランドの顔として、さまざまなメディアで自社商品をPRするアパレルプレスは、ファッション業界のなかでも華やかな職種として人気です。皆さんのなかにも、将来アパレルプレスとして活躍したい、と考えている方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、アパレルプレスの仕事内容や、なる方法について詳しく紹介するほか、業務に役立つ資格や必要なスキルについて解説します。

アパレルプレスとは

アパレルプレスとは、主に自社ブランドの商品の認知拡大およびイメージアップを目的とし、広報・宣伝活動を行う仕事です。メディアに対応したり、表舞台に立ったりする機会が多いため、ファッション業界でも花形の職業として知られています。
アパレルプレスのほかにも「広報」や「PR担当」「プレス」など、さまざまな呼び方があります。また、広報全般を担当することもあれば、販促活動のみを行ったり、社内外に向けて情報発信のみを行ったりするなど、企業やブランドによって担当業務が異なるのが特徴です。

アパレルプレスの仕事内容

アパレルプレスは、ブランドや商品のPRおよび広報を目的とした、さまざまな業務を行います。ここでは、アパレルプレスの主な仕事内容について、解説します。

自社製品のリース業

アパレルプレスの主な業務のひとつが、自社商品のリースです。メディアに自社製品を露出し、消費者に認知してもらうために、テレビや雑誌に商品やサンプル品を貸し出します。最新コレクションのアイテムを管理し、適切なタイミングで貸し出すのが主な業務です。
貸し出し前には検品作業を行い、貸し出し中および貸し出し後には「誰に何を貸し出しているか」などの細かい管理作業が発生します。
綿密な作業が必要となるため、大変な業務ではありますが、貸し出すアイテムを適切に管理・手配することで、商品認知や業務全体の円滑な運営に貢献できるやりがいのある仕事です。

カタログ製作

カタログの製作やプレスリリースも、アパレルプレスの重要な仕事です。製作会社の営業担当やデザイナー、フォトグラファーなどと連携して、コンセプトの立案から完成までを統括して担当します。
カタログ製作に関する業務は企画会議からモデルキャスティング、ラフ画のチェック、撮影現場への立ち会い、原稿チェックまで多岐にわたります。また、カタログの内容が、ブランドやシーズンのコンセプトに合っているかどうかをチェックするのもアパレルプレスの担当業務です。時には撮影が早朝から深夜に及ぶこともあるなど、華やかなイメージの裏には、ハードな業務が隠れています。

展示会準備と運営

アパレルプレスは、展示会やファッションショーの企画や準備、運営も行います。具体的にはコンセプト立案、会場選定、関係者の日程調整、当日の運営などが主な業務です。

展示会は多くのメディアやスタイリスト、バイヤー向けに、新商品を披露するのが目的です。そのため、どのようなPRを行うのか、また、ゲストとして誰を招待するのかを考えなければなりません。また、展示会当日は、ブランドの世界観を招待客に伝える空間づくりやバイヤーへのプレゼン、メディア対応などの業務を行います。

掲載誌のチェック

アパレルプレスは、自社ブランドの商品が掲載された雑誌やSNSのチェックも行います。商品名や価格、商品の紹介文に間違いがないかを確認し、誤りがあれば修正します。地味な作業に思えるかもしれませんが、間違った情報が掲載されてしまうと、消費者に誤解を与える恐れがあるため、責任重大な業務です。

販促活動(SNS運用)

SNSを利用した販促活動も、アパレルプレスが担当します。なかにはSNS担当者を配置している企業もありますが、アパレルプレスがSNS運用を兼任しているケースも多いです。
SNS運用では、InstagramやXなどに自社商品をアップする、雑誌やメディアに商品が使われたときの告知を行うなどして、ユーザーに自社ブランドをPRします。時にはブランドストーリーやコーディネート例、セール情報などをアップすることもあります。
また、「いいね」やコメント数などのエンゲージメント率やリンクのクリック率、フォロワーの増減数などをチェックして、SNSの効果を測定し、定期的に運用方法を改善するのも大切な業務です。

アパレルプレスになるには?

アパレルプレスになる一般的な流れは、以下のとおりです。

  1. アパレル企業に就職する
  2. 販売員や営業からキャリアをスタートさせる
  3. 本社へ異動し、プレスアシスタントとして経験を積む
  4. アパレルプレスとして働く

まずは販売員として、接客スキルやコミュニケーション能力を養いながら、ブランド知識を深めていきます。この段階で「将来はプレスを目指している」という希望を上司に伝えておくことも大切です。販売員として実績を残せば、本社へ異動し、広報部に配属される可能性が高まります。
仕事ぶりが評価され、本社異動となって広報部に配属されれば、まずはプレスアシスタントとしてキャリアを重ねます。プレスアシスタントの主な業務は、商品管理や資料作成、展示会や撮影のサポートなどです。
プレスアシスタントとしてある程度経験を積めば、アパレルプレスとして働けるようになります。
また、別業種からのキャリアチェンジでアパレルプレスになる方法もありますが、未経験からアパレルプレスの業務に就くことは、なかなかありません。やはり販売員などで経験を積む必要があります。ただし、前職で広報やPRの仕事をしていた場合は、歓迎される可能性があるでしょう。

服飾系の学校で知識を習得するのがおすすめ

前述したとおり、未経験でアパレルプレスの仕事に就くことは、あまりありません。アパレルプレスになるには、ファッションの歴史やブランドストーリー、デザインやコーディネートについてなど、ファッション全般に関する専門的な知識が必要です。
また、広報やマーケティングなどについても学ばなければなりません。このように、幅広い知識を習得したり、ファッションに関する造詣を深めたりしなければならないため、独学ではなかなか難しいでしょう。
そこでおすすめしたいのが、服飾系の専門学校です。専門学校では、アパレルプレスになるために必要な知識やスキルを効率よく学べます。また、実技講習やインターンシップなどの実践的な授業も充実しているため、即戦力として働ける能力が養えるでしょう。

アパレルプレスに役立つ資格

アパレルプレスになるために必要な資格はありませんが、持っていると便利なものはいくつかあります。ここでは、アパレルプレスを目指す人におすすめの資格を、ピックアップして紹介します。

ファッションビジネス能力検定

ファッションビジネス能力検定は、ファッションビジネスに関する知識を習得できる資格です。ファッションの企画から生産、流通をはじめ、マーケティングやマーチャンダイジングに至るまで、業務を幅広く行うために必要なスキル向上を目指します
ファッション業界のさまざまな職種に幅広く対応するための知識を総合的に学べる資格のため、アパレルプレスを目指す人にもおすすめです。
2~3級は、商品やマーケティングなどに関する専門知識を1~2年ほど学んだレベルの問題が出題されるため、服飾系の専門学校在学中に取得するのがおすすめです。1級では、実務を3年程度経験したレベルの問題が出題されます。

ファッションビジネス能力検定

ファッション色彩能力検定

ファッション業界で働く人に必要となる、色彩の知識が習得できる資格です。色彩の基礎知識にとどまらず、ファッション関係の実務に活かせるテクニックが学べるので、リース業務の際のコーディネートや、イベントや展示会でのディスプレイやレイアウトを考えるときに役立つでしょう。
3級では色の表し方や心理効果などについて、2級では3級の基礎知識に加えて実務を想定した色彩の活用方法についての問題が出題されます。1級では、2級と3級の内容を網羅した内容が問われます。

ファッション色彩能力検定

色彩検定

色彩検定は、色に関する幅広い知識や技能について学べる、文部科学省認定の資格です。「色をどう活用するか」ではなく、色そのものについての体系的な知識や理論が学べるため、ファッション関係だけでなく、建築や教育、広告関係など、さまざまな業種に活かせます。
3級では色に関する基本的な知識や理論を問う内容が、2級では3級の知識に加えて配色技法や配色イメージなどについて、それぞれ出題されます。1級では、ファッションビジネスやユニバーサルデザインといった、さらに高度な問題が出題されるのが特徴です。

色彩検定

アパレルプレスに必要なスキル

アパレルプレスになるためには、ファッションセンスやデザインスキルが必要です。また、それ以外にも身につけておきたいスキルがいくつかあります。それぞれのスキルについて、なぜ必要なのかの理由も含めて詳しく解説します。

トレンドリサーチ力

アパレルプレスには、ファッション業界の最新情報をいち早く入手して発信する役割があります。そのため、最新の流行を把握するトレンドリサーチ力が必要です。ファッションの流行は、刻一刻と変化するため、アパレルプレスは常にアンテナを張り巡らせて、最新の情報を収集しなければなりません。
SNSの投稿や街行く人のファッション、何気なく耳にした会話などから消費者のニーズや興味を捉えられる人は、アパレルプレスに向いているでしょう。

マーケティングスキル

アパレルプレスには、自社商品をどうすれば多くの人に認知してもらえるのかを考える、マーケティングスキルも求められます。現在、さまざまなブランドが多種多様なアパレル商品をリリースしています。そのなかで差別化を図るには、自社商品が持つオリジナリティや独自の魅力を周知することが重要です。
アパレルプレスになるには、ターゲット層はどこにするか、ブランディングはどうするかなどを考えるだけでなく、露出するメディアや情報の発信方法といった、戦略的な分析および思考力を養わなければなりません。

ファッション知識

アパレルプレスになるには、ファッションセンスだけでなく、ファッションに関する知識も必要です。ファッション用語や服飾に関する基礎知識などを身につけておかないと、説得力のある情報発信が行えません。
また、自社ブランドのコンセプトや商品の魅力について効果的に発信するために、ブランドの歴史や製品についてしっかり理解しておく必要があります。ファッションや自社ブランドに関する知識が豊富な人ほど、アパレルプレスとしての信頼性が高まり、より効果的なPR活動ができるようになります。

プレゼンスキル

ブランドの世界観や商品の特徴について、説得力を持ってプレゼンできるスキルも欠かせません。たとえば、イベントでの新作発表や記者会見の場で、ただ用意された原稿を読むのではなく、その場の雰囲気に合わせて自分の言葉でPRできれば、より効果的に商品の魅力を訴求できるでしょう。
ブランドのイメージやコンセプトに合った、的確な表現や言葉を選んで発信するスキルは、アパレルプレスに必要不可欠です。

アパレルプレスの年収

アパレルプレスの年収は、経験やスキルによって異なります。入社当初は業務内容を勉強する下積み期間に当たるため、年収も低くおよそ200~300万円です。しかし経験を積むことで年収も上がり、中堅クラスのアパレルプレスになると、平均年収は400万円を上回る水準になります。
さらに経験を重ね、ベテランになると、年収が600万円を超える人も少なくありません。大手ブランドや企業に就職すると、さらに高い年収が目指せるでしょう。また、経験が少なくても、ブランドの売上を伸ばすような功績を上げることで、年収が大幅にアップするケースもあります。

アパレルプレスの魅力とやりがい

アパレルプレスという仕事の魅力とやりがいは、以下のとおりです。

  • 最新のファッショントレンドに触れられる
  • 人脈が広がる
  • ファッションセンスが磨かれる

アパレルプレスの大きな魅力のひとつが、常に最新のトレンドに触れながら働けることです。最新の素材やデザイン、スタイリングについての情報を入手し、発信できるため、ファッションが好きな人は高いモチベーションを保って仕事できるでしょう。
またアパレルプレスは、業界内外の多くの人と関わる仕事のため、人脈が広がります。普段なかなか出会えない人と一緒に仕事をすることに、やりがいを感じる人も多いでしょう。さらに、アパレルプレスとして働くことで、ファッションに関する知識が身につき、自分のセンスがどんどん磨かれることに魅力を感じる人も少なくありません。

アパレルプレスになりたい人の学校の選び方

アパレルプレスになるには、ファッションやブランドだけでなく、マーケティングや販売など、さまざまな知識が必要です。また、服作りの一連の流れも把握しておかなければなりません。これらの内容を独学で習得するのは難しいため、服飾系の専門学校に通うのがおすすめです。
そこでここからは、アパレルプレスになるために、どのような専門学校を選べばよいのかを紹介します。

最新のファッションビジネスが学べるか

最新のファッションビジネスについて、詳しく学べる学校がおすすめです。たとえば近年は、ネットショップに力を入れている企業やブランドが増加傾向にあります。そのため、ネットショップ運営についての知識が学べるカリキュラムがある専門学校を選ぶとよいでしょう。
また、ファッション業界が今、必要としているビジネススキルや知識が習得できる学校を選べば、卒業後に即戦力として活躍できる力が養えるでしょう。

企業実習など企業連携などの実績があるか

インターンシップや企業研修など、企業と連携した授業が豊富な専門学校を選ぶこともポイントです。インターンシップ制度を使って、実際の現場での仕事を体験することで経験が積めますし、実践力が身につきます。専門学校を選ぶ際は、過去の取り組みや企業との連携実績もしっかりチェックして、プロの現場で学べる機会が多い学校を選ぶのがポイントです。

就活サポートが充実しているか

就職サポートが充実している学校を選ぶことも大切です。希望する職種に就くにはどうすればよいのかをアドバイスしてくれるほか、企業とのマッチングイベントや合同説明会の開催など、就職活動を支援するイベントを多数開催している学校を選びましょう。
卒業生がどのような企業やブランドに就職し、どれくらい活躍しているのかをチェックすれば、学校の就職支援体制が充実しているかどうかを判断できます。

 

まとめ|アパレルプレスを目指すなら青山ファッションカレッジへ!

ファッションの専門的な知識に加え、マーケティング力やプレゼン力といったファッションビジネススキルが必要なアパレルプレスを目指すなら、服飾系の専門学校に通うのがおすすめです。ファッションの聖地、表参道にある青山ファッションカレッジは、流行の発信地に位置しているため、最新のトレンドに触れながら通学できます。また、ファッション業界の第一線で活躍しているプロによる講義が受けられるため、最新の情報が入手できます。
現在、青山ファッションカレッジではオープンキャンパスを開催中です。ファッション関係の仕事で活躍する人材を多数輩出している授業やキャンパスの雰囲気を、ぜひ体験してみてください。

オープンキャンパスについて詳しくはこちら!